これは補聴器・人工内耳を装用されている方に、音声がはっきり聞こえる装置を設置していることを表示するマークです。
ヒアリングループ(磁気ループ)とは、難聴者の聞こえを支援する設備で、ループアンテナ内で誘導磁界を発生させることで、音声磁場をつくります。磁界を発生させるループアンテナを輪のように這わせることから、「磁気ループ」と呼ばれています。
ヒアリングループの仕組み
音声信号をヒアリングループアンプを通し、床等に敷設したループアンテナ(多芯ケーブル)に電気信号として送ります。ループアンテナ内で誘導磁界が発生し音声磁場ができるので、誘導コイル付補聴器(補聴器の“T”マーク)で音声信号として聞くことができます。
導入のメリット
- 周りの騒音・雑音に邪魔されずに、目的の音・声だけを正確に聴き取ることができます。
- ご自分の補聴器人工内耳を“T”マークに切り替えることでループよりの支援が受けれます。
- 受付カウンターなど小さいエリアから大ホールやスタジアム等の大きいエリアまで対応が可能です。
【参考】
障害者差別解消法では、行政機関等と事業者は、事務・事業を行うに当たり、障害者から何らかの配慮を求められた場合には、過重な負担がない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要かつ合理的な配慮(合理的配慮)を行うことを求めています。