高速度カメラ HiSpec 1と工業用内視鏡による局所撮影
小型・軽量で高感度な高速度カメラHiSpec１と工業用内視鏡を組み合わせることでプリンター内部の紙送り機構の撮影やキャッシュディスペンサーの紙幣の動きなどを、高速で撮影することができます。
工業用内視鏡とは、カメラの先端にレンズの代わりに取り付ける特殊レンズです。細い筒状のレンズのため、隙間から入れて内部の撮影が可能です。同軸でファイバーライトを持っているため、先端から光を照射させることができます。
プリンタースキャナ部分の紙送りローラーの挙動撮影
右図に示すようなレーザープリンターのスキャニング部分の紙送りローラーを工業用内視鏡により撮影しました。
直径20mmのローラーの動きを3,000fpsで撮影し、詳細がはっきり表現されています。
撮影条件
| 高速度カメラ | HiSpec1 |
| 工業用内視鏡 | N58-140 (直径5.8mm・長さ135mm） |
| 撮影速度 | 3,000fps |
| シャッター速度 | 328μ秒 |
| 解像度 | 464×358ピクセル |
| 使用光源装置 | メタルハライドライト 80W |
（＃1から3.3ms後）
（＃2から3.3ms後)
（＃3から3.3ms後)
直径約20mmの紙送りローラーの動きを3,000ｆｐｓで撮影しています。 工業用内視鏡の視野角が40度でカメラアダプターが1/2インチ対応なので、HiSpec1の解像度は464×358ピクセルで最大3,000fpsの撮影が可能です。
